2018-11-25から1日間の記事一覧

アメリカ労働体験記4

喫煙者に厳しい国。アメリカ。 マルボロが一箱6ドル近くします。この国! 免税店で買った煙草も底を尽き、いよいよ高額なタバコを買わないといけないかなと思っていたら、、、、 抜け道があった。 俺の住んでるニュージャージー州ののお隣デラウェア州では…

アメリカ労働体験記3

日曜日。フィラデルフィアのチャイナタウンからおんぼろバスに乗って1時間半。ニューヨークの街が見えてきた。遠くに見えるそれは新宿の高層ビル群のようだ。 いよいよ街に入って気分も高まる。バスの終着点はチャイナタウンの混沌とした路上市場。何ら中国…

アメリカ労働体験記2

フィラディルフィアに着いて六日目。 到着翌日から仕事が始まった。 日本食レストランのウエイター。 日本食レストランと言えば、現地在住の日本人が利用するのかと思えば、100パーセント地元の人。 フィラデルフィア郊外の閑静な住宅地に住むアッパーミドル…

アメリカ労働体験記1

機内の窓からの何処までも続く鉛色の雲海。 地平線の彼方まで延々と続いている。 雲の上にいる自分。 後方には西日が輝いていた。西方の黄色の優しい光は、大日如来。 -----俺の左手首には以前チベットのラサ・ジョカン寺前で買った数珠が巻かれている。 飛…

中国人社長との最終面接1

「中国留学されたんですね、じゃ、今ここで中国語で自己紹介して」 「この経歴書であなたが40歳なら私、許しませんよ!」 「で、血液型は?」 都内のアパレル関連企業の営業職。 中国の自社工場(3000人規模)がある。 都内向け法人営業の求人。 面接にあた…

中国人社長との最終面接2

社長は中国人だった。 前半は中国語、後半は日本語だった。 社長のほかに前回のおばさん専務も一緒だった。 社長からは、私の中国の関する経歴を散々聞かれた。 曰く、 「君は、シルクロードとかチベット、雲南、広西など風光明媚な 綺麗な中国しか見てない…

ホストホスト体験記5

ドンペリコールだ。 ドンペリをオーダーしたお客様に感謝の意味を込め、ステージに上がってもらい、店中のホストが一斉に集まる一大パフォーマンスだ。 はじめに「飲みキャラ」が現れた。色白で金髪のサングラスをかけた背の低いホスト。上半身裸だ。長年の…

ホスト体験記4

我々は明らかにホストであった。 新人研修所兼休憩所の潰れたバーから出て店まで歩く。どう見ても仕事帰りのサラリーマンとは思えない、全員黒のスーツに開襟シャツ。歌舞伎町に溶け込んでいるという、得体の知れない高揚感と緊張感が漲った。 いざ店内への…

ホスト体験記3

「セクハラ、煙草、爆弾 です。」 セクハラは時折、アルコールに乗じてお客さんを触って不快にさせてしまったというクレームが入るのだそうだ。 煙草。体入の8人全員が喫煙者であったがこれもご法度だ。喩えお客さんが「一緒に吸いましょうよ」と言ってきて…

ホスト体験記2

カズ(24歳)は夜の男に変貌していた。 俺に街中で声をかけてきたときは、よれよれのランニングシャツにデニムでどこにでもいそうなあんちゃんだったのに(だから俺は行く気になったのかもしれない)、黒いスーツをビシッと決め、ワックスで金髪を整え、声も…

ホスト体験記1

新宿アルタ交差点前。 お兄さん、ホストやってみない? 「俺、もうXX歳ですから。」 この一言が全ての始まりだった。「何言うてるんですか。XX歳で入って活躍してる元大工もいるから」 (関西人のキャッチ)の第一声。 数分間やり取りした後、興味本位も手伝…